埼玉県にある「グリコピア・イースト」は、ポッキーやプリッツの製造を見学できる施設です。
予約が難しいほど人気の工場見学。
作り方はもちろん、見学の時間やお土産など、人気の理由が気になりますよね。
今回は、埼玉でグリコの工場を場見学できる「グリコピア・イースト」と、もらえるお土産についてご紹介します。
記事を読んだら、工場見学に行きたくなっちゃいますよ。
埼玉のグリコピア・イーストは見学できるお菓子の工場
グリコピア・イーストは埼玉県にあるグリコの工場で、ポッキーやプリッツの製造を見学できます。
1日4回行われる工場見学。見学の時間は70分です。
見学はツアー形式で、ガイドさんの説明を聞きながら歩いて工場を見学します。
ガイドさんに質問すると、丁寧に教えてくれますよ。
グリコピア・イーストの工場見学は、5つの順に案内してくれます。
埼玉のグリコ工場は、見学の前後に映像鑑賞やクイズなど楽しめるポイントがたくさん。
工場内は見やすくきれい。ポイントごとにガイドさんが説明してくれるから、大人から子供まで飽きずに見学できますよ。
見学時間が短く感じるほどでした。
グリコピア・イーストは工場見学を前提に作られた施設で無料となっています。
オリジナルポッキーを作れる有料のミニファクトリーはお休み中でした。
無料で楽しんだ後には、お土産までもらえます。
ガイドさんつきで楽しく学べてお土産をもらえるなんて、グリコピア・イーストの工場見学が人気なのも納得できちゃいますね。
グリコのアイスを見学したい人は、こちらの記事もおすすめです。
グリコの理解が深まる映像鑑賞
工場見学の前に、グリコやチョコレートのことを映像でやさしく教えてくれます。
建物の入り口で受付すると、見学開始時間にカレッジホールへ集まるように指示されます。
ツアーが始まるとトイレに行けないので、済ませておくのがおすすめです。
カレッジホールは受付から右奥にあり、白い不思議な形をしています。
不思議な形の正体は、カキの貝殻をイメージしているんだとか。遠くから見ると、わかりやすいかもしれません。
2022年はGlicoグループの創立100周年なので、カレッジホールの入り口にお祝いの風船がきれいに飾ってありました。
カレッジホールに入ると椅子が横に並んでいます。
席は決まっていないので、好きな場所に座れますよ。
参加したツアーでは、グループでまとまって座っていました。
ツアー開始時間になると、女性ガイドさんが登場。映像の鑑賞は、ガイドさんの挨拶の後に始まります。
鑑賞する映像は、「グリコの創業者の江崎利一物語」と「チョコレートができるまで」。
お菓子のグリコの開発秘話や創業者の思いなどを、アニメでわかりやすく教えてくれます。
チョコレートができるまでは、原料となるカカオの実から、チョコレートになるまでの製造工程を丁寧に教えてくれます。
グリコピア・イーストでは、ポッキーにチョコレートをつけるだけなので、工場内でチョコレートを作っていないようです。
チョコレートの製造工程を映像にすることで、ポッキーだけでなく他のお菓子の理解にも繋がります。
チョコレートの映像中に出てくる、アーモンドの収穫は衝撃的ですよ。
グリコやポッキーの歴史がわかるグリコタウン
グリコタウンでは、グリコの商品やグリコ自販機の実演、グリコ歴代おもちゃなどを見て楽しめます。
カレッジホールで映像鑑賞が終わると、グリコタウンへ案内されます。
グリコタウンはカレッジホールの周りにあるエリアで、受付した後にいる場所です。
最初は、カレッジホールから出てすぐにある壁のモニターに集まります。
ガイドさんがモニターを操作して、グリコの商品を説明してくれますよ。
見学した日に紹介してくれたのはビスコでした。
日によって教えてくれる商品が変わるから、何回参加しても楽しめます。
次は、カレッジホールの映像で登場したグリコ自販機の前に移動します。
自販機の実物は、映像で見るより大きいです。
セブンティーンアイスの自販機より細くて、高さは少し低いかも。
グリコピア・イーストにあるのは復元版。ガイドさんが自販機に硬貨を入れて動かしてくれますよ。
10銭硬貨を入れると、自販機に取り付けてある画面から白黒の映画が流れます。
映画はグリコを3回買うと完結するので、続きを見る人で行列ができたそう。肝心のグリコは、1回分の映画が流れた後におつりの2銭と一緒に出てきます。
当時の人は、じっくり映画を楽しんだ後にグリコを食べたんでしょうね。
自販機のグリコは8銭。お店で買うより安かったそうですよ。
次に案内されるのは、グリコの特徴でもあるオマケのおもちゃ。1935年(大正10年)の最初のおもちゃ(絵カード)も展示されています。
壁一面のおもちゃたちは1,500近く。子供の頃のおもちゃを探しちゃいますよ。
ゴールインマークやパッケージにも歴史があって面白いですよ。
エリアの説明が終わると、自由時間となります。
おもちゃを見たり、大きなポッキーやプリッツ、ゴールインマークと一緒に写真もとれますよ。
ゴールインマークの前に見学日のプレートがあるから、記念撮影にピッタリです。
秘密なエリアも楽しい!?ポッキーの製造見学
ポッキーの製造には秘密がありました。
最初に目にするのは、10個にまとめられたポッキーの箱がベルトコンベアーで流れているエリア。
見学した日は通常の赤い箱のポッキーが作られていて、等間隔でベルトコンベヤーを流れる様子に驚きました。
日によっては、季節のポッキーを発売前に見ることも。
ベルトコンベアーの先では、機械が段ボールにポッキーを詰め込んでいました。
段ボールに詰める一連の作業も機械のお仕事。
重なっている段ボールを組み立て、流れてきたポッキーを箱に詰めていきます。
詰め終わった段ボールを機械がテープで閉じ、ベルトコンベアーで流れていきます。
工場では、ほとんどの工程が機械化されていて、1日に7万箱のポッキーが作られているそうです。
作業する機械を見てるだけで楽しいですよ。
楽しく見学できるのは、斜め上から見下ろしているから。
工場の天井近くに見学通路があるから、工場の奥まで見渡せるんです。
さらに、低い位置から始まる大きな窓は、上に行くほど工場内を見下ろせるよう斜めになっています。
だから、親子で同じ場所に立っても楽に見学できますよ。
親子やグループで話しながら見学できると楽しいですよね。
ガイドさんと一緒に歩いていくと、チョコレートの甘い香りがしてきます。
でも周りは赤い壁。工場内は見れません。
ポッキーのチョコレートをつける工程は企業秘密なので見られないんだそう。
通ると明かりがつく仕組みの廊下を通りながら、ガイドさんがポッキーのチョコレートがけ工程を教えてくれました。
軸の先にチョコレートがたまってるポッキーを見かけることってありますよね。左右に振っても落ちなかったチョコレートなんだそう。
お得感があったけど、理由を聞くと面白いですよね。
また、ディズニーランドで販売しているミッキー型のポッキーは、グリコピア・イーストで作ってると教えてくれました。
なんだか秘密を知った気がしますね。
日によって種類が変わるプリッツの製造見学
種類の多いプリッツは、見学する日によって味が変わります。
ポッキーの見学が終わると、エレベータでプリッツの見学エリアへ。
生地をこねた後の、麺のように長~いプリッツが現れます。一定の量でまとめられたプリッツは、ベルトコンベアーの上を列になって流れています。
プリッツの長さに切り込みを入れられた生地は、オーブンの中へ。
オーブンの長さは45m。流れていくうちにプリッツが焼き上がるようになっています。
オーブンの中は見れないけど、香ばしい匂いがして、ほんのりあったかいですよ。
オーブンを通り抜けると、焼き上がったプリッツが登場します。
流れてくるプリッツを見ていると、1番近い機械が突然止まってしまいます。
偶然のトラブルも、ガイドさんは慌てることなく「焼き加減が良くなかった」と状況を説明してくれました。
ベルトコンベアーに並んだ生焼けのプリッツを片付ける作業の人を見ながら、ガイドさんの対応に感心していました。
商品として使えなかったお菓子は飼料になることも教えてくれました。
焼き上がったプリッツは、味付けの工程に入ります。
見学した日の味付けはトマトプリッツ。近づくと、酸味と香辛料の香りがフワッとただよっていました。
味付けは、プリッツへ霧状に吹き付けるんだとか。味付け前と後のプリッツを見ると、色が変わっていました。
味付けの前後を見ることができるのも、工場見学ならではです。
プリッツが冷えると袋に入れられ、箱に詰められます。
レーンはいくつかあり、手前はトマトプリッツ、奥はファミリーパックのサラダ味がパッケージされていました。
ファミリーパックは、すべてグリコピア・イーストで作られているんだそう。
スーパーでファミリーパックを見かけたら「グリコピア・イースト製」って言っちゃいそう。
箱に入ったプリッツは、ポッキーと同じようにトレーにまとめられ、段ボールに入っていきました。
製造工程を見学すると、手作りしたような気分になりますよ。
少ない人数でも安心安全に作るグリコの工場
ポッキーやプリッツは、ほとんどの工程を機械で作るため、工場内にいる人は少なかったです。
少ないとはいえ、人が出入りするとゴミなどが工場内に持ち込まれる可能性があります。
外から異物を持ち込まないため、入る時にゴミを徹底的に取り、作業着にも工夫がされているそう。
場所は覚えてないけど、見学中に綾瀬はるかさんがCMで着用した赤い作業着が展示されていましたよ。
清潔な場所で安心して食べられるように作られるポッキーやプリッツ。工場見学で、グリコの素晴らしさを再確認できました。
見学の最後はクイズに挑戦!1位になると嬉しいことが
見学の内容をふまえたクイズツアーは、誰でも盛り上がります。
プリッツの見学が終わると、スタジアムホールに案内されます。
スタジアムホールにはテーブルとイスがあり、2~3人で座れるようになっています。
席は決まってないので、好きな場所に座れますよ。
参加者が着席すると、クイズの旅が始まります。
クイズは3つの中から正解を選ぶ形式で、内容は正面の大きな画面に表示されます。
テーブルにある赤、青、黄色の大きなボタンで、クイズの回答と行き先の選択を行います。
クイズは早押しでもあるので、答えがわったらすぐ押すのがおすすめ。
旅が終わるとクイズの順位が正面の画面に表示されます。見事1位だった席の人には、賞品がもらえますよ。
1問間違えたけど、1位だった人は全問正解でした。凄いですね。
グリコの埼玉工場を見学した人限定のお土産
お土産は、グリコピア・イーストのオリジナル商品など非売品が入っていました。
クイズが終わると、受付のあるグリコタウンに戻ってきます。
工場見学は終了となり、ガイドさんの挨拶で解散となります。
楽しいからこそ、終わっちゃうのは寂しいですよね。
帰る時に貰えるのが、工場見学のお土産です。お土産は1人1袋。大人も子供も同じものが貰えます。
グリコピア・イーストのマスコット、ピアーナちゃんの袋に入っていたお土産は3つ。
サラダ味のプリッツは、ピアーナちゃんが印刷されたグリコピア・イースト限定品。
埼玉のグリコ工場を見学しないともらえないお菓子です。
工場見学の限定プリッツだから、記念になりますね。
ポッキー型の風船は、長さ約90cmで幅は約8cm。軸の部分から空気を入れるようになってました。
大きなポッキーの正体は極細。
一緒に行った夫の袋を見ると、通常のポッキー風船が入っていました。ポッキー風船は2種類あったようです。
極細と通常のポッキー風船を並べた写真がこちら。
本当に極細ポッキーの幅は細くなってます。風船でポッキーの種類もアピールしちゃうなんて面白いですね。
見てるとポッキー食べたくなっちゃいますよ。
グリコピア・イーストのリーフレットは、工場見学を思い出すのに役立ちます。
グリコタウン以外の見学中は撮影できないグリコの工場。時間がたつとどんな内容だったか忘れてしまいます。
リーフレットは写真つきなので、どんな内容だったか思い出せますよ。
工場見学に行ってない人にもわかりやすいですね。
埼玉のグリコ工場は見学が終わっても楽しめる
グリコピア・イーストは、工場見学が終わっても楽しめるので、帰る時間を忘れてしまいそうです。
充実した時間を過ごした埼玉にあるグリコピア・イーストの工場見学。終わってすぐ帰ってしまうのは、もったいないですよね。
実は、見学が終了しても楽しめる場所があります。
グリコの工場見学は人気だから、細かいことまで楽しんでから帰りたくなりますよ。
見学後に復習できるグリコタウン
集合と解散場所になっているグリコタウンは、工場見学の後でも見学できます。
世界で発売するポッキーやプリッツ、グリコのおもちゃなどの展示物があるグリコタウン。たくさんあって工場見学の自由時間では全部見られないほど。
工場見学の解散場所がグリコタウンなので、気になる場所をもう一度見ることができますよ。
見学中に他の人が気になっていた人も、落ち着いて記念撮影できちゃいます。
グリコらしい!トイレマークはぜひ見て
グリコピア・イーストで1回は行ってほしいのがトイレです。
理由は、トイレマークがゴールインマークにアレンジされてるから。
男性、女性はもちろん、赤ちゃんまでバンザイポーズをしています。
ゴールインマークにアレンジされたトイレ表示を見たら、我慢してた人も思わず見とれちゃいそうです。
車いすは国際マークだから、アレンジしてないようです。
工場見学の前後で買うものが変わる売店
グリコピア・イーストの建物外にある売店は、工場見学の前後で買いたいものが変わります。
埼玉のグリコ工場の売店は、別の建物にあります。
売店があるのは門の近く。別の建物だから、見学時間の前から利用できますよ。
晴れた日の見学だったので、グリコピアCHIBAで見学できるパピコやジャイアントカプリコを食べて待ってました。
見学後は、ポッキーやプリッツ、商品説明で教えてくれたビスコに目が行くように。
ガイドさんおすすめのプリッツや季節のポッキー、ビスコなどを買っていました。
売店では、一部の百貨店で販売されるポッキーの高級版バトンドールも買えますよ。
工場見学できるグリコピア・イーストは埼玉のどこ?
グリコピア・イーストは、埼玉県北本市にあります。
車、電車で行けますが、れもちょのおすすめは車です。
車でグリコピア・イーストへ行く方法
車でグリコピア・イーストに行くと、敷地内に無料で駐車できます。
工場見学に車で行きたいけど、駐車場があるか気になるところ。駐車場を探すのって大変ですよね。
グリコピア・イーストには、工場見学者用の駐車場が用意されています。
駐車場は工場の目の前。車で行けば、ほとんど歩かずにすみますよ。
太陽光発電の屋根がある場所に置くのがおすすめ。屋根があれば、暑い日に車内が暑くなりにくいですよ。
グリコピア・イーストは、国道17号線から少し離れた場所にあります。
国道17号線沿いにある「カインズ北本店」を曲がり、1つ目の信号を左折。1つ目の信号を右折した左側の角にあるのがグリコピア・イーストです。
「グリコピアEAST」の文字が目印です。
高速を使うなら、圏央道の桶川加納ICが最寄りの出口。高速を出るとグリコピア・イーストまでは約10分です。
遠くから工場見学に参加する人は、高速を使うと便利ですよ。
高速料金は車の台数分。家族などで工場見学に参加すると、交通費を節約できる場合があります。
電車でグリコピア・イーストへ行く方法
グリコピア・イーストの最寄り駅は、JR高崎線にある北本駅。JR新宿駅、上野駅から約45分で到着します。
駅からグリコピア・イーストへは、バスを使うのがおすすめ。グリコピア・イーストの最寄りのバス停は「グリコ工場前」です。
グリコ工場前は、北本駅東口から出る「けんちゃんバス」の北本駅東口循環(グリコ工場先回り)で7つ目のバス停。運賃は、距離に関係なく大人200円、子供100円です(2022年9月現在)。
グリコ工場前のバス停から、グリコピア・イーストまで歩いて約10分。工場見学に間に合う時間のバスを使えば便利ですよ。
時間によっては、タクシーを使うのがおすすめです。
見学は安心の予約制!埼玉にあるグリコの工場
グリコピア・イーストの工場見学は、完全予約制です。
予約の受付は、インターネットか電話となっています。
インターネットなら、空き情報を確認しながら予約できますよ。
グリコの公式ホームページを開き、「楽しむ・学ぶ・体験スポット」にある、グリコピア・イースト(埼玉)を選んでください。
ただし、予約にはGlicoメンバーズの会員登録が必要です。
インターネットは、2~8名までの予約ができます。
見学当日に予約するなら電話がおすすめ。
実は、当日の予約受付は電話のみ。キャンセルした人がいた場合、当日でも参加できる可能性があります。
人気の工場見学だから、都合のついた日に電話してみるのもいいですね。
- 住所:埼玉県北本市中丸9丁目55番地
- 電話番号:048-593-8811(工場見学日の9時~16時)
1日の見学回数 | 4回 |
見学開始時間 | 9:30、11:00、12:30、14:00 |
所要時間 | 約70分 |
休館日 | 金曜日、お盆休み、年末年始 |
工場見学は土日も開催してるから、早目に予約するのがおすすめですよ。
まとめ
埼玉県にあるグリコの工場、グリコピア・イーストをご紹介してきました。
ポッキーやプリッツの工場は、見学しやすいように工夫されていました。
また、工場見学は完全予約制なので、人混みを気にせずに参加できます。
お土産にもらえるグリコピア・イースト限定品のプリッツは、工場見学の記念にぴったりです。
楽しく学べてお土産までもらえるグリコの工場見学。人気の理由がわかりますね。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。